医師資格証とは
 
医師資格証
保健医療福祉分野のIT(Information Technology)化を進める上で避けて通れないものがセキュリティーの問題です。IT化を進めて便利になっても、情報の安全性が脅かされるようでは、IT化する意味がありません。
そのため、日本医師会では、安全で安心して使えるIT基盤を実現するための、公開鍵認証基盤(PKI:Public key infrastructure)の枠組みを使った「日本医師会認証局」を運営しています。
日本医師会認証局が発行する、医師資格を証明する電子的な証明書を格納したICカードが「医師資格証」です。
「医師資格証」は顔写真付なので、提示することで医師であることの証明にも利用できます。
 
医師資格証利用規約
 
医師資格証の利用用途
  電子署名として
コンピュータで紹介状、診断書、主治医意見書など医師の署名・捺印が必要な文書を作成する場合に電子的な印鑑の機能として利用できます。電子署名することで紙に印刷して署名・捺印する必要がなくなります。
※電子署名された文書をインターネットを通じて送る場合は、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に則ったセキュリティを確保して送る必要があります。
 
  認証(通行証)として
ITを利用した地域医療連携などでは、ネットワークを通じて本人確認が必要になります。特に、カルテや連携パス等の医療情報を閲覧する際などは医師であることの証明が必要になりますが、そういう場合の認証(通行証)用として使うことができます。
 
  資格証として
券面に医師資格証と印字してあり、顔写真も貼付されています。患者さんに提示することで医師であることを証明できます。
また日本医師会は災害時などにおいて医師資格証を提示することにより、医師であることを証明できるよう関係各機関に働きかけています。
 
  日医生涯教育制度講習会の受講履歴・取得単位確認が可能
医師資格証を使って日医電子認証センターのご自身専用ポータルサイトにログイン(カードリーダー要)し、受講した日医生涯教育講習会の受講履歴および取得単位等を確認することが可能です。
 
日医認証局(HPKI)とは
日医認証局とは、厚生労働省が定める保健医療福祉分野PKI認証局(HPKI:Helthcare Public key Infrastructure)に準拠した認証局です。
厚生労働省が策定した「HPKI証明書ポリシ」に従って、医師資格の審査および設備の運営を行っています。

 
医師資格証を使うための準備
医師資格証のICチップに格納された情報を読み取るためにはICカードリーダーが必要です。
また、電子署名する場合は、ソフトウェアが必要です。
詳細は日医電子認証センターのホームページ
(http://www.jmaca.med.or.jp/)をご覧ください。
 
有効期間について
医師資格証の有効期間は発行日から5年です。
 
利用料について (消費税込み)
  初回発行費用 年間利用料 5年毎更新費用 紛失・破損
再発行費用
日医会員 無料 無料 無料 5,500円
日医非会員 5,500円 無料 5,500円 5,500円
  ※既に医師資格証をお持ちの先生方も同様の取扱いとなります。