「憂うつな気分」以外にも・・・
うつ病は、心身のエネルギーが低下する病気です。
憂うつな気分はうつ病の特徴的な症状ですが、それ以外にもさまざまな症状が現れるので、見逃さないように注意することが大切です。
とくに、高齢者の場合は、憂うつな気分がはっきりせずに、これといった理由がないのに体調が優れなかったり、気力がわかなかったりするといった状態が続くことがあります。
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こういう状態が続いたら
最近、こんなふうに感じることはありませんか?
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毎日の生活に“はり”が感じられない |
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これまで楽しめていたことをしても楽しくない |
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わけもなく疲れたような感じがする |
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これまで楽にできていたことがおっくうに感じられる |
(5) |
自分が役に立つ人間だと感じることができない |
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このような状態のうち、少なくとも2つ以上が2週間以上続いていて、つらく感じたり、毎日の生活に支障が出てきたりしていれば、できるだけ早く医療機関に相談してください。
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「眠れない」なども重要なサイン
また、よく眠れない、いくら寝ても寝た気がしない、食欲がない、身体には問題がないのに体重が減ってきた、といった症状が続いているときも、うつ病の可能性があります。
そのほか、頭が痛い、お腹が痛いなどの身体的な症状のなかに、うつ病が隠れている場合もあります。
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