鼻づまりがあると、よく眠れず集中力が低下し、いらいらするなど、日常生活を送るうえで大きな影響があります。
成長期の子どもにとってはなおさらです。
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鼻づまりで気をつけたい病気は?
鼻づまりの原因として注意したい、子どもに多い病気は次の3つです。
鼻がつまって粘り気のある黄色い鼻汁が出るのは、慢性副鼻腔炎による蓄膿の疑いがあります。
かつて、栄養不足の時代に多かった病気ですが、現在でも集団保育による感染や大気汚染などが原因で、多くの子どもが副鼻腔炎を起こしています。
一方、鼻づまりとともに透明な鼻水、くしゃみが出る場合はアレルギー性鼻炎で、花粉症などで見られます。
遺伝的要素もありますが、原因物質を避けるように環境を整えることでかなり改善します。
また、鼻の奥にあり病原体を防ぐ役目のアデノイド(咽頭扁桃)は、3歳から6歳にかけて肥大して、鼻づまりの原因になることも多いようです。
そのほかに、鼻づまりだけで鼻水が出ない場合は、肥厚性鼻炎や鼻中隔彎曲症、あるいは鼻の穴に異物が入ったなどの原因が考えられます。
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じょうずな鼻のかみ方 |
1. |
片方の鼻をきちんと押さえる |
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口で大きく息を吸ってこらえる |
3. |
ゆっくり、小刻みに、何回かに分けてかむ
空気を押し出す感じで、少しずつ、確実にかむ |
4. |
もう一方の鼻を同じ要領でかむ
※左右一緒に一度にかもうとしたり、強く力いっぱいかむのは、中耳炎の原因になることがあるのでやめる |
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じょうずに鼻をかむ習慣を
鼻水、鼻汁が出る鼻づまりの場合は、鼻をじょううずにかむことで症状をやわらげ、慢性化を防ぐのに役立ちます。
練習させてみて下さい。
しかし、症状があまり改善せず長引くようだったら、ぜひ医師に相談してください。
子どものうちから治療することによって、悪化を防ぎ、将来の生活の質を上げることにつながります。
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赤ちゃんの鼻づまりは・・・
赤ちゃんは口で息をすることがまだうまくできませんから、早めに鼻づまりを解消させたいものです。
綿棒で取ったり、スポイトや専用の器具、お母さんの口で吸い取ってあげましょう。
お風呂に入れて温まると鼻の通りがよくなります。
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