健康トピックス  

小さい頃から習慣に -子どもの歯みがき-



年齢に応じたみがき方を

3歳未満児の場合
 大人による「寝かせみがき」が必要です。
数本しか生えていないときは、歯ブラシを使わずに濡らしたガーゼや綿棒で汚れをとるのもよいでしょう。
短時間に要領よく行うことが大切です。

3〜5歳児の場合
 自我が芽生えるこの頃は、まず子どもにみがかせて、その後に大人が「仕上げみがき」をしてあげます。
歯みがきを嫌がるときは、大人がみがいてお手本をみせてあげましょう。
また、うがいができるようになったら、歯みがき粉を使うとよいでしょう。

学童期の場合
 「一人みがき」を確立する時期ですが、この頃に乳歯列の奥から臼歯が生えてきます。
この歯(第一大臼歯)は特に大事なので、低学年のうちは大人が「仕上げみがき」をしてあげましょう。


楽しみながらみがく習慣に

 歯みがきを楽しむのも大切なこと。
そのためには、電動歯ブラシを使用するのも1つの手です。
家族で楽しみながら歯みがきをして、小さい頃から習慣にしましょう。



こんなことに注意

 子どもの歯みがきは、大人の半分くらいの力で十分です。
「仕上げみがき」のときは、みがく力が強すぎないように注意しましょう。
また、歯ブラシをくわえたまま走りまわると、転倒した場合、事故につながりますから、絶対にさせないようにしましょう。


指導:高木小児歯科医院
    院長 高木 みどり
企画:日本医師会
協賛:第一製薬