健康トピックス  

-アトピー性皮膚炎と入浴-



アトピー性皮膚炎の子どもの乾燥した皮膚からは
アレルギー症状を起こす原因物質(アレルゲン)が
容易に侵入しますが、うるおいのある皮膚はこれを防ぎます。
そのためには入浴はシャワーではなく、
ゆっくり10分程度はお湯につかりましょう。

お湯の温度は39〜42℃程度が目安となります。
お風呂から出たあと、汗が出てくる程度がよいでしょう。
入浴による外からの水分補給とほどよい汗が
皮膚の角質の水分量を保つのです。
入浴中はタオルでこすりすぎるのは止めましょう。
お湯から出たら、ただちに保湿剤を塗っておくことで
皮膚のうるおいは保てます。


指導:杏林大学医学部皮膚科
    教授 塩原 哲夫
企画:日本医師会
協賛:ファイザー株式会社