健康トピックス  

ウエストが広がると命がちぢむ!?

-気をつけたい内臓脂肪型肥満-



肥満がいろいろな病気のもとになることは今や常識。
しかし、肥満度ばかりでなく、
脂肪がどこについているかが問題です。
よくいわれる「洋梨型肥満」と「りんご型肥満」。
危険なりんご型肥満にも皮下脂肪型と内臓脂肪型があり、
そのうち内臓脂肪型肥満が問題です。

内臓脂肪は動脈硬化を引き起こすタンパク質を生み出す
ことが最近の研究でわかってきました。
内臓脂肪型肥満が2型糖尿病、高脂血症、高血圧などの
合併症を伴いやすいのはそのためです。

内臓脂肪型肥満の解消には、
食事療法、運動療法が勧められますが、
患者さんによっては薬物療法を行うこともあります。
もしかしたらと思ったら、
まずかかりつけ医に相談してみてください。
ウエスト(おヘソを通る腹囲)
男性で85cm以上
女性で90cm以上
の場合は要注意!

おしりに
脂肪がつく
「洋梨型」
おなかに
脂肪がつく
「りんご型」
りんご型肥満のうち、皮下脂肪型肥満か内臓脂肪型肥満かはCTスキャンあるいは超音波診断でないとわかりません。
腹腔内の内臓脂肪面積が100cm2以上ならば「内臓脂肪型肥満」です。


指導:千葉大学大学院医学研究院細胞治療学
    教授 齋藤 康
企画:日本医師会
協賛:ファイザー株式会社