『性感染症』 ゲスト:堂園光一郎ドクター



二見いすず: 今月のドクタートークは、性感染症について鹿児島県医師会の堂園光一郎(どうぞのこういちろう)ドクターにうかがいます。
堂園さん今週もよろしくお願いいたします。

堂園光一郎Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 今月の最終日の今日は、ラジオをお聞きのみなさんへ知っておいていただきたいことについてお話ください。

堂園光一郎Dr: はい。
性感染症の一つ、HIV感染症(エイズ)について、お話したいと思います。

二見いすず: お願いします。

堂園光一郎Dr: はい。
HIV感染者は、2008年度の報告では、鹿児島県内で9件の感染者が報告されています。

二見いすず: なるほど。

堂園光一郎Dr: この数字は、残念ながら、2年連続で過去最多を記録しているようです。
エイズへの関心も高まっていて、県内の保健所でのHIV抗体検査は、2008年度は1644件あったそうです。

二見いすず: 多くの方が検査を受けていらっしゃるのですね。

堂園光一郎Dr: そうですね。
現在は、薬の研究も進み、エイズの進行を抑えることができるようになりました。
以前言われていたように、死に直結するケースは少なくなっています。

二見いすず: そうなんですね。

堂園光一郎Dr: はい、そうなんです。
ですから、エイズも早期発見・早期治療を心がけていただきたいと思います。

二見いすず: なるほど。

堂園光一郎Dr: 早期発見・早期治療のためにも、気になる方は、ぜひ検査を受けていただきたいと思います。
県内の保健所では、HIV抗体検査を無料で受けられるシステムもあるので、ぜひ活用していただきたいですね。

二見いすず: どのような形で受け付けてくれるのでしょうか。

堂園光一郎Dr: はい。
各保健所で受け付ける曜日や時間が決まっているようですので、最寄の保健所へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
最初から最後まで、無記名で検査を受けることができるので、プライバシーも守られます。
しかも、無料なので、気になる方はぜひ検査を受けていただきたいと思います。

二見いすず: そうですね。よくわかりました。
エイズをはじめ、性感染症は、正しい知識を持って予防し、感染が気になる方は、保健所や医療機関へ足を運び、きちんと検査して、早期発見・早期治療をすることが大切だということですね。

堂園光一郎Dr: その通りです。

二見いすず: 今月は4週にわたり「性感染症」についてお話をうかがってまいりました。
お話は、鹿児島県医師会の堂園光一郎(どうぞのこういちろう)ドクターでした。
堂園さん、貴重なお話をありがとうございました。

堂園光一郎Dr: ありがとうございました。