『熱中症』 ゲスト:吉原秀明ドクター



二見いすず: 今回のドクタートークは「日焼け」について鹿児島県医師会の島田辰彦(しまだときひこ)ドクターにうかがいます。
島田さん、今週もよろしくお願いいたします。

島田辰彦Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 先週、日焼けはがんなどの原因にもなる可能性があるということを伺いました。
紫外線対策として、紫外線が強い午前10時から午後2時までは外出しないように、ということも伺いました。
そのほかの予防法もお教えいただけますか。

島田辰彦Dr: はい。
基本的なことですが、外出するときや日中外にいなくてはいけないときはできるだけ日陰を利用していただきたいと思います。

二見いすず: そうですね。

島田辰彦Dr: はい。
また、日傘を使う、帽子をかぶるということも大切です。
帽子は、7センチのつばがある帽子を選べば、7割の紫外線をカットできるといわれています。

二見いすず: なるほど。帽子のつばの広さもポイントですね。

島田辰彦Dr: そうですね。
また、夏だから涼しいものを、と布面積が少ない洋服を選ぶのは、日焼け対策的にはNGです。
袖や襟がついた洋服を着ることをおすすめしたいと思います。

二見いすず: なるほど。
夏とはいえ、日焼けを予防するためにも、袖や襟がついた洋服を選びたいと思います。

島田辰彦Dr: そうですね。
さらに、サングラスやUVカットレンズ使用のめがねをつけることも、目を紫外線から守るために大切です。

二見いすず: そうなんですね。
目にも影響があるのですね。

島田辰彦Dr: はい。そうですね。
そして、最後にお伝えしたいのが、日焼け止めクリームを上手に使ってくださいということです。

二見いすず: はい。

島田辰彦Dr: 日焼け止めクリームを形だけ塗って安心している方がいらっしゃいますが、きちんと紫外線対策をするためには、いくつかのポイントがあります。

二見いすず: ぜひお聞きしたいです。

島田辰彦Dr: はい。
まず、日焼け止めクリームには、白い色のものと、無色のものがあります。
白い方は紫外線散乱剤配合で、無色のものは紫外線吸収剤配合です。
肌の弱い人にとっては、紫外線吸収剤配合の方が刺激が強いかもしれません。
どちらのタイプにするかは、自分の肌やライフスタイルと相談して、合うものを選びましょう。

二見いすず: よくわかりました。
では、日焼け止めクリームの量の目安を教えてください。

島田辰彦Dr: はい。
日焼け止めクリームの塗り方ですが、顔に使用する場合、クリーム状のものならパール粒2粒分。
液状の場合は一円玉2個分を目安に、たっぷり塗ってください。
汗で流れる可能性もあるので、塗り直しもこまめにしてください。
顔の部分いうと、ほほ骨の高い部分は焼けやすいので、2度塗りをおすすめします。

二見いすず: よくわかりました。
日焼けの怖さを知り、予防するための注意事項を守りながら夏を乗り切りたいものですね。
今回のテーマは「日焼け」でした。
お話は、鹿児島県医師会の島田辰彦(しまだときひこ)ドクターでした。
貴重なお話をありがとうございました。

島田辰彦Dr: ありがとうございました。

そうなんですね。目にも影響があるのですね。