『摂食障害』 ゲスト:武井美智子ドクター



二見いすず: 今月のドクタートークは、「腰痛」をテーマにお送りしています。
お話は、鹿児島県医師会の森元保(もりもとたもつ)ドクターです。
森元さん、今週もよろしくお願いいたします。

森元 保Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: これまで3週にわたり、腰痛の原因となる代表的な病気の症状と治療について伺ってきました。
今週は、腰痛にならないために、日常生活でできる予防法をうかがいたいと思います。

森元 保Dr: はい、腰痛の予防法ですね。
まず、立ったり、歩いたりするときの姿勢を注意しましょう。背骨の負担を減らすためにおすすめしたいのが、背筋を伸ばして猫背にならないようにすることです。
また、体質的にはあまり太らないようにした方がいいですね。

二見いすず: はい。
まず背筋を伸ばした姿勢、そして太り過ぎないことが大切なんですね。
ほかに注意することがありますか?

森元 保Dr: あと、うつ伏せで長時間本を読んだりするのは腰によくありません。
また、眠るときは、フカフカの布団はよくありません。
固めのクッションにする方がいいです。
また、長時間胡坐をかいて座ったりするのも腰に負担がかかります。
長く座るときはときどき正座したりして姿勢を正す方が、腰に負担をかけません。

二見いすず: なるほど。
ほかにも気をつけることはありますか?

森元 保Dr: はい。
今は、パソコン等で長時間椅子に座っている方も多いですから、椅子と机の高さに気をつけて、背筋を伸ばしてパソコン作業ができる環境を整える必要があります。
椅子の座り方にも注意してください。

二見いすず: どのように座ったらよろしいでしょうか?

森元 保Dr: はい。
シートが固めの椅子の座面の奥までしっかりと腰をかけて深く座り、背あてと腰の間に隙間がないようにします。
股関節・ひざを90度に曲げて座れるように椅子の高さ調整します。
浅く腰かけると背骨が曲がる原因になります。
また、前かがみで作業しないように注意してください。

二見いすず: はい。
固めのシートに深く腰をかけ、背あてと腰の隙間を空けないこと、そして、姿勢が前かがみにならないように注意する、ということですね。

森元 保Dr: そうですね。
また、自動車を運転するときにも腰痛予防のポイントがあります。
座席は座面をやや前に引き、深く腰かけて、おしりと背もたれがぴったりくっつくようにした方がいいです。
また長時間運転するときは適度に休憩をとっていただきたいと思います。

二見いすず: わかりました。
今週は、日常生活でできる腰痛予防のポイントについて伺いました。
お話は鹿児島県医師会の森元保(もりもとたもつ)ドクターでした。
今週もありがとうございました。

森元 保Dr: ありがとうございました。