『摂食障害』 ゲスト:武井美智子ドクター



二見いすず: ドクタートークは、「腰痛」をテーマにお送りしています。
お話は、鹿児島県医師会の森元保(もりもとたもつ)ドクターです。
森元さん、今週もよろしくお願いいたします。

森元 保Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 先週は、日常生活でできる腰痛予防のポイントを伺いました。
今週は、腰痛になってしまった場合に、暮らしの中で気をつけたいポイントを教えていただけますか?

森元 保Dr: はい。
腰痛になってしまったら、まずは医療機関で診断を受け、原因を明らかにして、適切な治療を受けてください。
その上で、暮らしの中で注意していただきたいポイントは、重いものを持ったり、中腰の姿勢をとったりしない、ということです。
立っているよりは、座ったり、横になったりした方が楽だと思います。

二見いすず: はい。

森元 保Dr: また、ハイヒールなどの踵の高い靴より、底の平らな靴をはいた方がいいです。

二見いすず: はい。

森元 保Dr: また、寝るときの注意としては、少し腰が痛むときは横向きになって、エビのように股・膝を曲げて寝るか、仰向けになって膝の下に布団を入れて膝を曲げて寝るのもいいでしょう。
腰痛の方には、うつぶせはお勧めできません。

二見いすず: わかりました。
ほかに、注意事項はありますか?

森元 保Dr: はい。
また、家事をされる方に覚えておいていただきたいことがいくつかあります。

二見いすず: ぜひ教えてください。

森元 保Dr: はい。
まず、お掃除は、掃除機を使う時は、柄をできるだけ長くしてできるだけ中腰ならないように、細かく前後に動かし、大きな動作はしないように気をつけてください。

二見いすず: はい。

森元 保Dr: それから、台所に長時間立つときは、足元に20センチほどの小さな台を置いて、片方の足を乗せて、腰椎が前に曲がるのを防いでください。

二見いすず: なるほど。
小さな台を準備して、お料理をしているときは、片足を乗せたらいいんですね。

森元 保Dr: そうですね。
また、大量の洗濯物を運ぶときも、一気に運ぶと重さで腰に負担がかかるので、小分けにしてください。

二見いすず: なるほど。よくわかりました。
腰痛になってしまったら、家事をするときも、できるだけ中腰にならない、立ちっぱなしで腰に負担をかけない、重い荷物をもたない、などのポイントに気をつけていただきたいと思います。
5週にわたり「腰痛」をテーマに、原因となる病気や予防法、そして、日常生活のポイントについてのお話をお伝えしてまいりました。
お話は鹿児島県医師会の森元保(もりもとたもつ)ドクターでした。
貴重なお話をありがとうございました。

森元 保Dr: ありがとうございました。