2011.10.22 第442回放送分『眼科疾患』 ゲスト:大塚早苗ドクター


二見いすず: 今月は、10月10日の目の愛護デーにちなみ、眼の病気についてお送りしています。
お話は鹿児島県医師会の大塚早苗(おおつかさなえ)ドクターです。
大塚さん、今週もよろしくお願いいたします。

大塚早苗Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 先週は、「緑内障」についてお話をうかがいました。
今週はドライアイについてお願いします。

大塚早苗Dr: はい。
ドライアイは、文字通り目の表面が乾燥する病気で、目がゴロゴロしたり、パサついたりするなど、さまざまなケースがあります。

二見いすず: 眼がゴロゴロする、パサついたりするのは、ドライアイの症状かもしれません。

大塚早苗Dr: はい。
ほかに、ドライアイが原因で肩こりや頭痛がおこるケースもあるんです。

二見いすず: ドライアイが肩や頭まで影響を及ぼすとは驚きました。
では、ドライアイの原因にはどのようなものがあるのでしょう。

大塚早苗Dr: はい。
ドライアイの原因は、涙の分泌量が少なくなった場合、涙の質が悪くて蒸発しやすくなった場合、また、両方の原因が合わさった場合があります。

二見いすず: なるほど。
涙の分泌量が少なくなった場合、涙の質が悪くて蒸発しやすくなった場合、また、両方の原因が合わさった場合があるんですね。

大塚早苗Dr: そうですね。
そして、最近ですと、コンタクトレンズを誤った使い方をしている場合や、コンピューターをしている時間が長い場合も、ドライアイを訴える方もいます。

二見いすず: なるほど。
コンタクトレンズを正しく使っていない人やコンピューターの画面を長く見続けている人などは、ドライアイになる可能性があるということですね。

大塚早苗Dr: そのとおりです。

二見いすず: では、ドライアイを予防するにはどうしたらよろしいでしょうか。

大塚早苗Dr: はい。
乾燥を防ぐためにお部屋を加湿したり、眼をコンピューター等で酷使しすぎない方がいいでしょう。
コンピューターの画面を下に見るような位置に置くのも、ドライアイの一つの対策です。

二見いすず: なるほど。
では治療法はどんなものがありますか。

大塚早苗Dr: はい。
治療は目薬で行いますが、状態を改善する3つのパターンの薬があります。
まず、涙液の代用剤。
そして、角膜の保湿を行うヒアルロン酸。
そして、新しい目薬で、涙の質をよくするお薬がああります。

二見いすず: よくわかりました。
今週はドライアイについて伺いました。
お話は鹿児島県医師会の大塚早苗ドクターでした。
ありがとうございました。

大塚早苗Dr: ありがとうございました。