2012.6.30 第478回放送分『食中毒』 ゲスト:湯浅由啓ドクター


二見いすず: ドクタートークは「食中毒」について、鹿児島県医師会の湯浅由啓(ゆあさよしひろ)ドクターにお話を伺っています。
湯浅さん、今日もよろしくお願い致します。

湯浅由啓Dr: よろしくお願い致します。

二見いすず: はい。
では、今回、最終日ですので、これまでのお話をまとめたいと思います。

湯浅由啓Dr: はい。

二見いすず: まず、食中毒には、細菌性とウイルス性のものがあり、すぐ発症するものから、数日経ってから発症するものもあるということでしたね。

湯浅由啓Dr: その通りです。

二見いすず: 食中毒の症状についても教えていただきました。

湯浅由啓Dr: はい。
食中毒の代表的な症状は、腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、下痢、血便などの症状で、一つではなくいろいろな症状が複合的に起こること。
ひどい場合は、けいれんなどもあることをお話いたしました。

二見いすず: そうですね。
こういった症状が出たら、早めに医療機関へということでした。

湯浅由啓Dr: はい。
その通りです。
特に、小さいお子さんやお年よりは体力がないので、注意していただきたいと思います。

二見いすず: よくわかりました。
食中毒になってしまったら医療機関を受診することがもちろん基本ですが、家庭での処置については、まず水分補給でしたね。

湯浅由啓Dr: はい。
そのとおりです。

二見いすず: そして、家族が食中毒になってしまった場合、他の人に二次感染しないように、嘔吐物や便の処理にも気をつけましょう、ということでした。

湯浅由啓Dr: そうですね。
トイレのドアノブやタオルなどから、ということもありますので、気をつけていただきたいと思います。

二見いすず: よくわかりました。
最後に、家庭での食中毒予防についてお願いします。

湯浅由啓Dr: はい。
やはり、腐りかけものを絶対に食べないということ、また、見た目の変化やにおいがなくても、あやしいと思うものは、食べないでください。

二見いすず: はい。
あやしいと思ったら、迷わず廃棄、ですね。

湯浅由啓Dr: そうですね。
また、生のお肉はしっかり加熱していただくこと、生のお肉を切った包丁やまな板などはしっかり殺菌することをお願いしたいと思います。

二見いすず: わかりました。
エプロンやキッチンのタオルもこまめに取り替えましょう、ということでした。

湯浅由啓Dr: そうですね。

二見いすず: よく分かりました。
食中毒をしっかり予防し、この時期を健やかに乗り切っていただきたいと思います。
お話は、鹿児島県医師会の湯浅由啓(ゆあさよしひろ)ドクターでした。
貴重なお話をありがとうございました。

湯浅由啓Dr: ありがとうございました。