2013.11.23 第551回放送分 『インフルエンザ』 ゲスト:立元千帆ドクター


二見いすず: 今月のドクタートークのテーマは、インフルエンザです。
鹿児島県医師会の立元千帆(たつもとちほ)ドクターにお話を伺います。
今週もよろしくお願いいたします。

立元千帆Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 先週は、インフルエンザの予防についてお話を伺いました。
飛まつ感染から身を守るには、マスク、手洗い、うがいと、加湿を心がけること。
また、規則正しい健康的な生活を送ることが大切、ということでしたね。

立元千帆Dr: はい。
その通りです。

二見いすず: では、本日は、インフルエンザにかかってしまったときの対処や治療法についてお話を伺いたいと思います。
インフルエンザにかかったどうかどのように判断すればいいですか。

立元千帆Dr: はい。
インフルエンザは、一般の風邪と違って、突然の高熱が出たり、関節痛があったり、筋肉痛があったりします。
こういった症状があれば、インフルエンザを疑ってもいいかもしれません。

二見いすず: はい。
突然の高熱、関節痛、筋肉痛ですね。そういった症状が見られたら、インフルエンザかもしれないということですね。
では、インフルエンザにかかったかもしれないというときには、医療機関ではどのような検査が行われるのでしょうか。

立元千帆Dr: はい。
医療機関でインフルエンザウイルスに感染しているかどうかを検査する方法は、鼻の粘膜を採取して、感染を調べます。

二見いすず: 実は私も以前に検査を受けた経験があります。
鼻に棒のようなものを入れて粘膜を取りますよね。
小さいお子さんはちょっと怖がるかもしれませんね。

立元千帆Dr: そうですね。
ただし、検査はある程度しっかりと粘膜を採取しないと正確な結果が得られないので、お子さんにも少しだけ我慢してもらうことになるかもしれません。

二見いすず: なるほど。
説明を受けながら、適切に検査を受けたいと思います。
では、感染してすぐに検査結果は出るものでしょうか。

立元千帆Dr: 感染結果が出るまでには、一定の時間が必要です。
インフルエンザウイルスは、感染してから半日から1日で反応が出ると言われています。
なので、感染したかもと思ってすぐに検査しても、時期が早すぎると、正確な結果が出ない場合があります。

二見いすず: なるほど、よくわかりました。
その検査結果をふまえて、治療を行うということですね。

立元千帆Dr: そうですね。
今、インフルエンザのお薬は、カプセルや粉薬だけではなく、吸入型、注射型と、様々なタイプのものが出てきています。
医療機関の方と相談しながら、適したもので治療を行ってください。

二見いすず: なるほど。
では来週は治療について、さらに詳しく伺います。
お話は、鹿児島県医師会の立元千帆ドクターでした。
ありがとうございました。

立元千帆Dr: ありがとうございました。