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会長挨拶

鹿児島県医師会長挨拶

鹿児島県医師会のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。

公益社団法人 鹿児島県医師会は、「県民の命と健康を守る」ことを理念に掲げ、開業医・勤務医ら約 4,000名の会員が、医療の充実、保健・福祉の向上に取り組んでおります。医師会の歴史は古く、1890(明治23)年の鹿児島県連合会医会の結成以来、130年を超えて地域とともに歩んでまいりました。

少子高齢化と人口減少に拍車がかかる中、地域医療を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。2025年には団塊の世代のすべてが75歳以上の後期高齢者となり、さらに2030年代後半には高齢者人口がピークを迎えます。一方、働き手の中心となる生産年齢人口は急激な減少が見込まれ、医療・介護人材の確保が喫緊の課題となっています。

南北 600キロと広大な鹿児島県は、多くの離島や過疎地域があります。地域医療提供体制の構築をはじめ、医師の偏在対策、働き方改革等々の難題も山積していますが、誰もが住み慣れた地域で心豊かに暮らし、若い人が安心して子供を産み育てられるよう、鹿児島県行政をはじめ、郡市医師会、鹿児島大学、関係機関と連携を強化し、課題解決に向けて努力を重ねる所存です。

また、医師会会員の皆さまに対しましては、学術セミナー・研修会等の開催や最新の医療情報を提供することにより、日常の診療の質の向上に寄与したいと考えております。

安心・安全で最良な医療を提供することは、地域医療を担う私たちの使命です。鹿児島県医師会はこれからも地域に根差し、県民の安心・安全のために尽力してまいります。引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

鹿児島県医師会長 牧角寛郎