こんな症状はうつ病かも・・・
「朝早くから目が覚めて寝た気がしない」「朝起きたとき気分がすぐれず、新聞やテレビを見る気がしない」「職場でも仕事への意欲、決断力や根気がない」「頭痛や身体の不調を感じる」「食欲や性欲が減退した」「いっそ死んでしまいたい」・・・。
こんな症状があなたや周囲の方にありませんか。これらは「うつ病」によくみられます。また、疲れやすさ、脱力感、無力感、各種の痛み、便秘、手足の冷え、動悸など身体各所の不定愁訴が続くと、どうしても別の病気と思いがちですが、一度「うつ病」を疑ってみてください。
治療は薬物療法で
うつ病かもしれない・・・と思ったら、まず医師の診察を受けてください。治療は「抗うつ薬」による薬物療法が主体となりますが、最近では副作用が少なく、安全で飲みやすい抗うつ薬もできています。
休養することも非常に大切です。思い切って仕事や学校を休んで、薬を正しく飲むことが、うつ病の治療には最も効果的です。
●家族や周囲の方の心構え
1.過度に励ましたり、気晴らしを強制しない。
2.なまけているのではなく、病気だと認識する。
3.本人の負担が軽くなるように協力する。
4.自殺には、くれぐれも注意する。
うつ病にならないために
1.自分の性格をよく知り、何事も行き過ぎにならぬよう、完璧さを期すことは控える。
2.物事に優先順位をつけ、できることから始める。悩みや責任を自分だけで抱え込まない。
3.うつ病と思われる身体・精神の不調に気づいたら、早めにかかりつけ医に相談する。
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