きっかけは遊び気分
いま、覚せい剤を使う人が急増しています。とくに、中学生や高校生に増えているのが最近の傾向です。
遊び半分や”痩せるために”と気軽に使いはじめ、最初は禁断症状がないので怖いことがわかりません。
使い続けると・・・
使い始めは精神的に急に元気が出てきて、怖いもの知らずになり、数日間眠らなくてもまったく疲れを感じることなく、おしゃべりになったり、怒りっぽくなったりします。ところが使い続けていると、だんだんと量を増やさなければ身体のだるさに絶えられなくなり、そして徐々に脳をむしばんでいき、幻覚・妄想が生じてきます。
幻覚・妄想におびえ、果ては崩壊
幻覚・妄想で「誰かが自分を殺そうとしている」とか、誰もいないのに「恐ろしいことが聞こえたり見えたりする」ようになります。
さらに進むと「天井に人が隠れていて、自分を監視している」「食べ物の中に毒がはいっている」などと訳のわからないことを言うようになって、不安や恐怖からソワソワして落着かず、急に大声を出したり、部屋の隅でブルブル震えながら閉じこもったり、殺人を犯したり自殺することも数多くあります。
だんだんと量が増えていくので、覚せい剤を買うお金欲しさに売春したり、ついには凶悪犯罪を犯すことにもなってしまいます。
覚せい剤の恐ろしさは、快感のあとに人生が崩壊していくことです。
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