インフルエンザを予防しましょう!

 

1.インフルエンザはこのようにして感染します。

 インフルエンザウイルスは、100ナノメートル(1ナノメートルは、1ミリメートルの100万分の1)というような小さなもので、このウイルスは患者の口や鼻の分泌物の中にあって、談笑のとき、又はくしゃみやせきとともに空気中に飛び散り、健康な人の口や鼻から侵入して感染します。

 

2.インフルエンザを防ぐには

(1) 外出先から帰ったときや食事の前後には手をよく洗い、うがいをしましょう。

(2) インフルエンザの誘因をなくすよう心がけましょう。

 インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルスですが、このウイルスに感染したからといって、だれもがすぐ発病するわけではありません。
体が衰弱していたり、湯冷め、寝不足、冷込み、気候・気温の変化、うたた寝、不用意な薄着、雨にぬれる、不摂生、過労、よごれた空気を吸う、たばこの吸いすぎ、気のゆるみなど(これらを誘因といいます)で抵抗力が弱くなったときかかります。

(3) インフルエンザの予防接種を受けましょう。

 ワクチン接種によりインフルエンザの症状を軽くしたり、重篤な合併を防ぐ効果があります。特に、罹患すると重症化しやすい高齢者や子供、心臓病・肺疾患等の基礎疾患をもっている方々等は、かかりつけの医師と相談のうえ積極的にインフルエンザの予防接種を受けられることをお勧めします。

3.インフルエンザにかかったら

 速やかに医師の診療を受けましょう。特に安静、保温、栄養は治療の三大原則です。無理をしないよう注意しましょう。また、他人への感染を防止するために必ずマスクを使用しましょう。

4.消毒

(1) 患者のたん、つば、鼻汁等で汚れた紙等は焼き捨てましょう。

(2) 患者の使用したタオル、ハンカチ、食器等は煮沸消毒しましょう。

(3) 患者の寝具、衣類はたびたび日光消毒を行って十分乾燥したものを使用し、また、部屋の清潔に努めましょう。


鹿児島県保健予防課