かぜに抗生物質が処方されるのは
子どもがかぜをひいたとき、抗生物質を希望する親がかなりいます。しかし、抗生物質は「細菌」が身体の中で増えるのを抑えるための薬なので、「ウイルス」が原因となることが多いかぜには、あまり効果が期待できません。
それでも、かぜをひいたときに医師が抗生物質を処方することがあります。それは、かぜをひいたことがきっかけで、細菌にも感染してしまうことがあるからです。特に、細菌が原因となる肺炎などに抗生物質は効果があります。 |
抗生物質が効かなくなる!?
抗生物質を多用してきたことによって、抗生物質が効きにくい菌(耐性菌)が出現するようになり、社会的な問題となっています。抗生物質は軽い感染症には必要のないこともありますが、適切に使えば効果の大きい薬です。抗生物質の使用については医師の指示によく従ってください。 |