急性と慢性の違いは?
病名の前には“急性”や“慢性”がつくことがあります。
急性とは日単位で病状が変化するものを意味することが多く、これに対して慢性は月単位、年単位での変化と考えることができます。
かぜや食中毒の時に生じ、腹痛や胸焼け、嘔吐などを引き起こす胃炎は通常4、5日でよくなる急性胃炎です。一方、慢性胃炎では、胃の変化が1ヶ月以上続きます。
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症状だけではわかりません
慢性胃炎は胃の粘膜に長びく異変が生じたものです。
粘膜の状態はさまざまで、実際にキズとして認識できるものから、色の変化だけのもの、萎縮が生じたものがあり、それらが混ざりあっているものもあります。
胃の症状にも個人差があり、激しく痛みを感じる人もいれば、これといった症状のない人もいます。
このため、慢性胃炎かどうかを知るには、内視鏡による診断が必要になります。
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