幼児によくみられる「おねしょ」も、小学生以上になると「夜尿症」と呼ばれるのが一般的です。
夜尿症は、本人の心がけや、親のしつけの問題ではなく、多くの場合、子どものからだの機能の問題です。
まず、(1)起こさない、(2)あせらない、(3)怒らない、を守り夕方からの水分や塩分摂取を控えめにしたり、日中の膀胱訓練(注)などが勧められます。
医療機関では、生活指導とともに、薬などによる治療方法もあります。
夜尿症の治療は、数カ月以上かかることが多いので、キャンプや修学旅行などの宿泊行事の対策には、早めの受診をお勧めします。
いずれにせよ、治療を受けないで自然経過をみるよりも早く改善できますので、親子で悩まずに、かかりつけ医に相談しましょう。
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(注)膀胱訓練:医師の指導のもとに尿意を我慢して溜める尿量を増やす訓練 |
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