血尿とは?
人の全身には血液が循環していますが、血液は腎臓でろ過されて、不要物や老廃物などを含んだ尿が作られ、尿管、膀胱、尿道を通って体外に排出されます。
腎臓、尿管、膀胱、尿道を尿路といいますが、そのどこかに炎症が起こったり腫瘍や結石などがあると、血尿の原因になります。
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血尿にはいろいろな面があります
血尿は、年をとるにつれて多く見られるようになります。
尿路にいろいろな障害が起こりやすくなるためですが、特に、腎臓がん、膀胱がん、尿管がんなど、尿路のがんによって、血尿が見られることも多く、その場合は、適切な治療が必要です。
血尿には、肉眼で見える肉眼的血尿と、検査でしか分からない顕微鏡的血尿があります。
肉眼的血尿の場合は、それ以外の症状がなくてもほとんどの方がすぐに受診しますので、がんやその他の病気の発見につながります。
しかし、治療しなくても自然に血尿が止まり、後になって、何の前触れもなくまた血尿が起こる間歇的血尿にもがんはよく見られます。
間歇的血尿では、つい受診しないままになることも多く、注意が必要です。
また、血尿には、排尿時の痛みや、わき腹の痛みなどを伴う症状性血尿と、特に、症状を伴わない無症状性血尿があり、そのタイプにより、別の病気が考えられますから、受診の前に症状をよく観察しておくことが大切です。
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検査で血尿を指摘されたら
最近では、高齢者検診が普及してきたので、顕微鏡的血尿も発見されることが多くなってきました。
肉眼的血尿がある場合に比べて思い病気がひそんでいる確率は低いのですが、ときに、がんが発見されることもあります。
早期治療のためにも、顕微鏡的血尿があったら、一度、精密検査を受けることをおすすめします。
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