健康トピックス  

ウォ−キングをお勧めします。



「歩く」という日常の動作の延長にあり、自分の健康状態によって強度を調整できる“有酸素運動”、それがウォーキングです。

腰や膝、股関節の病気や骨粗鬆症の進行を予防する効果はもとより、歩くことで足がポンプの働きをして、血液や栄養が体全体に行きわたります。

ウォーキングが習慣になれば、内臓脂肪が燃焼し、筋肉がより活発に動いて強化され、呼吸や血液循環が良くなって、心臓や肺の機能も向上します。
そうすると、肥満、糖尿病、高血圧症、脂質異常症(抗脂血症)などの生活習慣病が改善し、心筋梗塞や脳梗塞にかかる危険性が低下してきます。

ウォーキングは正しい姿勢・適切な方法で歩くことが大切で、守りたい注意点もいくつかあります。
もし健康状態で何か気になったら、事前にかかりつけの医師に相談することも忘れずに。
さあ、ウォーキングを生活習慣に取り入れてみませんか?

<守りたい注意点>

ストレッチはいきなりではなく、軽く歩いてから行いましょう。
歩行の強度は「比較的楽に感じる」から「ややきつい」の間で。
少し汗ばむ程度に歩くと効果的です。
朝はウォーキングを始める1時間前に水分をとりましょう。
暑い日には15〜20分おきに水分補給を。


指導: 鹿島労災病院 院長 守屋 秀繁
企画: 日本医師会
協賛: 武田薬品工業株式会社