眼瞼下垂とは、まぶたが下がって開きづらくなった状態です。
生まれつきの先天性眼瞼下垂と、後から起こる後天性眼瞼下垂とがあります。
先天性の場合は、まぶたを持ち上げる筋肉が未発達なことが原因です。
後天性眼瞼下垂は、まぶたをこすりすぎる、あるいは老化などの原因で、まぶたを持ち上げる筋肉がゆるむために起こります。
後天性眼瞼下垂では視力が落ちることはほとんどありません。
しかし、まぶたが下がったままの状態では、眉毛を無理に上げようとしたり、首を曲げあごを上げて物を見ようとする習慣がついてしまいます。
この状態が長く続くと額にシワがより、頭痛や肩こり、あどの関節が痛くなる原因になります。
まぶたを開けやすくするために、治療としてはまぶたを持ち上げる筋肉を短くしたり、筋肉を補強する手術を行います。
子どもの場合は、社会にうまく適応するためにも、3歳から小学校入学前までに手術を受けたほうがよいのですが、まず、かかりつけの医師に相談しましょう。
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