子どもの頃に水ぼうそうにかかると、治ったあとも水ぼうそうウイルスが神経の中で眠っています。
年をとったり、疲れたり、他の病気で体が弱ったりすると、ウイルスが活性化して帯状疱疹を引き起こします。
一方、初めて水ぼうそうにかかったときにつくられる「免疫記憶細胞」が、体内の水ぼうそうウイルスを抑えています。
一般にその効力は20年ぐらいで弱まりますが、子育てなどで子どもの水ぼうそうに接すると戻ってきます。
つまり、免疫記憶細胞の効力が弱まり、まわりにも水ぼうそう患者が少なくなる20歳代、50歳代の頃が帯状疱疹にかかりやすくなるのです。
あとに痛みが残る帯状疱疹神経痛は約3%の発生率ですが、無理をすると重症化して、若い人でも神経痛が残る場合もあります。
帯状疱疹の症状があったら、早めにかかりつけの医師に相談しましょう。
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左右のどちらかの皮膚にピリピリ、チクチクした痛みがあり、帯状に腫れた赤い斑点ができる。
その斑点は1、2日後に水泡(水ぶくれ)となり、4、5日まで拡大し、7〜8日で膿疱となってから破れ、3週間ほどでかさぶたとなって自然に治る。
初期に重症だと帯状疱疹後神経痛を発症しやすい。 |
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