起こりやすい女性の尿失禁
尿失禁(尿もれ)とは、自分の思いに反して尿がもれてしまう状態です。
女性は男性に比べて尿道が短いことに加え、出産のために尿道を締める筋肉が弱くなることなどから、尿がもれやすいのです。
女性の尿失禁は、ほとんどが、くしゃみや咳など、おなかに力が入ったときにもれる「腹圧性尿失禁」か、急におしっこがしたくなり、トイレまで間に合わない「切迫性尿失禁」、またはその2つが混ざった状態の「混合性尿失禁」です。
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まず骨盤底筋体操や膀胱訓練を
腹圧性尿失禁も切迫性尿失禁も、下着を替えるほどではないという程度なら、「骨盤底筋体操」や「膀胱訓練」※で軽くなることがあります。
ただし、それまでは根気よく続ける必要があります。
もれない人でも、将来の尿失禁の予防ともなりますので、ぜひ試してみてください。
※膀胱訓練:トイレに行きたくなってもすぐに行かないで、10分から30分くらいがまんして、膀胱に尿がためられるようにする訓練。がまんするときは、骨盤底筋体操の動作が役に立つ。
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