リンパ液はリンパ管を通って全身をめぐっていますが、リンパ節は身体のいろいろなところにあり、関所の役目を果たしています。
身体にとって不要なもの(老廃物)をこしたり、侵入してきたウイルスや細菌などを退治したりしているのです。
リンパ節が腫れるのは、ウイルスや細菌などと闘ったためです。
子どもの首のリンパ節が腫れる原因のほとんどが咽頭炎や扁桃炎です。
しかし発熱して触ると痛がったり、痛みで首を動かそうとしない場合は、溶血性連鎖球菌感染症や川崎病、化膿性リンパ節炎などかもしれません。
発熱して腫れても痛がらない場合は、猫ひっかき病や風疹などの伝染性の病気が考えられます。
硬くて腫れて痛がらない場合は白血病や悪性リンパ腫などの可能性もあります。
特に異常がなくても、リンパ節が小豆くらいの大きさになっていることもあります。
でも、だんだん大きくなったり、数が増えたり、硬くなったり、痛みが強くなってきたら、早めにかかりつけの医師に相談しましょう。
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