本態性振戦とパーキンソン病の主な違い
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本態性振戦 |
パーキンソン病 |
患者さんの年齢層 |
中高年に多いが、若い人でも起こる |
中高年に多い |
ふるえる部位 |
手(指先、腕)、頭、声帯 |
手、足 |
症状が起こる状況 |
何かをしようとするとふるえる |
安静にしているときでもふるえる |
その他の症状 |
なし |
筋肉がこわばる、足がすくむ、動作が遅くなるなど |
経過 |
ほとんど進行しない |
ゆっくり進行する |
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原因とし考えられるものは・・・
手がふるえる場合、病気が原因のこともあります。最も多いのは本態性振戦かパーキンソン病ですが、ほとんどはふるえ方の違いで見分けることができます(表)。
そのほかには、甲状腺機能亢進症や、脳卒中などの重大な病気が隠れている場合もあります。
また、薬の副作用でも同じような手のふるえがみられることがあります。
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