栄養状態は体重測定でおおまかに把握できるので、定期的に測定しましょう。
元気な高齢者では栄養の取り過ぎ(過栄養)が、
介護の必要な高齢者では低栄養が問題となりがちです。
過栄養では生活習慣病の予防として、適切な栄養摂取と運動が必要です。
ただしひざや腰の痛みで思うように運動できない場合は、食事制限が中心となります。
タンパク質やビタミン・ミネラル類は減らさずに、炭水化物や糖分・脂質を減らしてエネルギーをコントロールしましょう。
一方、心理的、社会的原因などで食事の量が減ると低栄養となり、身体活動の低下にもつながります。
エネルギーは、少なくとも一日1200Kcalが必要です。
料理の温度、味付けや調理法、また義歯の調整などの工夫をしてみましょう。
病気や飲んでいる薬が原因で食事がとれなくなることもあります。
「食べられない」「食べているのに体重が減ってきた」
そんなときは、早めにかかりつけの医師を受診してください。
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