母親の健康は赤ちゃんにも影響
妊娠する前に、あらかじめ健康面の色々なチェックを受けることで、母親の健康状態を把握するだけでなく、赤ちゃんの異常を未然に防ぐことができます。
例えば、糖尿病の患者さんが治療を受けずに妊娠すると、視力低下などを起こすことがありますが、赤ちゃんにも先天性の異常が生じる可能性が大変高くなることがわかっています。
また、甲状腺の働きに異常があると、流産や、赤ちゃんの精神の発達が遅れる原因となることが知られています。
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ライフスタイルも見逃せません
最近、女性の喫煙や過度の飲酒が増えていますが、母体よりも赤ちゃんの方がその影響を強く受けるため、取り返しのつかないことになりかねません。
極端な肥満や、栄養状態が低下した場合も、妊娠・分娩時にさまざまな異常が出やすく、赤ちゃんの発育障害の原因となります。
この他、妊娠する前には、これまで常用していた薬を他の薬に変更しなければならないこともあるので注意が必要です。
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母親の健康は赤ちゃんにも影響
妊娠する前に健康チェックを受けることは、最も有効な究極の予防医学といえます。
妊娠する前に準備を怠ると母親に健康障害をもたらすだけでなく、赤ちゃんにも生まれながらのハンディキャップを負わせることにもなります。
妊娠の予定がある方はぜひ、産婦人科医、かかりつけ医などにご相談ください。
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