健康トピックス  

「乳がん検診」を受けましょう-患者さんが若年化、しかも増えています-



欧米で多いといわれている乳がんは、日本でもここ20年間に2倍に増えて、成人女性のがんの中で最も多くなりました。
昔は50歳前後の患者さんが多かったのですが、このごろでは40歳代、30歳代でも増えてきています。
その原因ははっきりせず、ライフスタイルの変化や、出産回数の減少が影響していると考えられています。

原因がわからない以上、早期発見、早期治療が第一。
若い時から定期的な自己検診が大切です。
万一乳房にしこりを触れたときには、かかりつけ医に相談して乳がんの疑いがあれば専門医に紹介してもらいましょう。
40歳になったら2年ごとにマンモグラフィー検査を受けるとよいでしょう。
乳房超音波検査が有効なこともあります。
いずれの検査も熟練を要するので、できるだけ専門の施設で検査を受けてください。



指導:東京共済病院乳腺外科
    部長 馬場 紀行
企画:日本医師会
協賛:武田薬品