心臓が不規則に細かくふるえる
心臓は筋肉(心筋)からできた袋のような臓器で、右心房、右心室、左心房、左心室という4つの部屋に分かれています。
心筋が縮んでポンプのように働くことによって、血液が全身に送り出され、規則正しく循環しています。
心房筋がうまく動かずに通常の5倍から10倍の速さで細かくふるえて不規則な不整脈が起こるのが心房細動です。
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年をとるにつれて
心房細動が起こったとしても、通常、心室は心房より遅いリズムで動きますから、動悸を生じることはあっても生命の問題にはなりません。
健康な人でも、60歳以下では心房細動はまれですが、高齢になれば5%くらいに見られ、年齢が高くなるにつれてさらに増加するという調査結果があります。
心臓の弁の異常や動脈硬化、心不全がある患者さんでは注意が必要です。
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