2004.8.14
第68回放送分『熱中症』 ゲスト:有村敏明ドクター


二見いすず: 先週に引き続き、今週も暑いこの時期に注意をしたい「熱中症」について伺います。
お話は鹿児島県医師会の有村敏明(ありむら としあき)ドクターです。
今週も有村さんよろしくお願い致します。

有村敏明Dr: おはようございます。
よろしくお願い致します。

二見いすず: さて、先週熱中症は4段階に分けられるということを伺いましたが、今週は熱中症の予防策について具体的に教えていただけますか。

有村敏明Dr: はい。
まず熱中症にならないことが一番大事でございますが、それはまず炎天下に外に出ないこと。
しかし、これは出ないといけないことがたくさんございますけどね。
まず出ないこと。
もし出るのであれば帽子をまず被ってください。
それからタオルも持って欲しいです。
男性もそうですが、特に傘ですね。
日傘。
これはなかなかいい予防になりますので、傘を持って欲しい。
そして、出来るだけ影があればそこで休憩を取って頂くということですね。
それから、まあ、あと予防といいますか、前の日にアルコールを飲みすぎたり、また寝不足。
こういう状況で海に泳ぎに行く。
泳ぐというのは日にあたると非常に熱中症になりやすいですね。
それからゴルフ、これは控えて欲しい。
特にアルコールを飲んでのゴルフは体に本当によくありませんから、是非控えて欲しいと思います。

二見いすず: そうですね。

有村敏明Dr: 水はですね、ペットボトルに水を入れて必ず持って行く。
スポーツドリンクでも結構なんですが、水が一番よろしいんじゃないでしょうかね。
そういう形で持っていただければよろしいかなあと思います。

二見いすず: そうしますと、予防のキーワードとしては、帽子・日傘・水分補給のペットボトルということになりましょうか。

有村敏明Dr: そうです。
これがキーワードと考えてよろしいかと思います。

二見いすず: さあ、そして有村さんは今月鹿児島で行われます、ビックイベントに医療チームとして参加されるそうですが、その準備もお忙しいと伺っておりますが。

有村敏明Dr: はい、実は長渕剛の桜島ライブがあります。
私はこの医療救護班の一応責任者としてやることになっております。
サポートのために医師と看護師、トータルで約60名で救護班を設置したいと思っております。
また、ボランティアの方々約100人近くになるでしょうか。
色々介助とか、そういうことをしていただこうかなと思っております。
予防が大事ですから、皆さん自分で自己管理をして欲しいですから、必ず帽子・傘・ペットボトル。
まあペットボトルは売っておりますけども、是非これを持ってきてもらいたいと思います。

二見いすず: やはり熱中症の心配が一番ということでしょうか。

有村敏明Dr: これが一番。
熱中症が一番多いだろうと思いますし、それにもちろん対応・対策・治療いたしますけど、自ら自己管理これをお願いしたいと思います。

二見いすず: そうですね。
なにしろたくさんの方がいらっしゃいますので、何が起こるか分からないというところがありますので、有村さん、スタッフの皆さんも大変だと思いますが、是非楽しいイベントになるようにサポートよろしくお願いしたいと思います。

有村敏明Dr: 頑張ります。

二見いすず: ありがとうございました。
お話は、鹿児島県医師会の有村敏明ドクターでした。
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次回からは、「耳」と「鼻」。
耳鼻科の病気について伺って参ります。