『リウマチ』 ゲスト:大坪秀雄ドクター



二見いすず: 今月のテーマは「インフルエンザ」です。
先週に引き続き、新型インフルエンザについて、鹿児島県医師会の南武嗣(みなみたけつぐ)ドクターにお話をうかがいます。
南さん、どうぞよろしくお願いいたします。

南武嗣Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 最近よくニュースなどで耳にする「新型インフルエンザ」ですが、鳥インフルエンザが変異して感染が広がった場合、これまでに人に感染したことがなく、人は免疫をもっていないため、発生した場合、世界的な大流行が心配されているということでしたね。

南武嗣Dr: そのとおりです。

二見いすず: もしも「新型インフルエンザ」が世界的に大流行した場合、対策はどのようになっているのでしょうか。

南武嗣Dr: はい。
国や自治体では、新型インフルエンザに対して、出現が予測されるウイルスに対するワクチンの製造や、治療薬の備蓄も行っています。
ただし、実際に発生したときに、予測が外れた場合には、ワクチンの効果が弱いことも考えられます。

二見いすず: そうなんですか。
実際に発生してからでないと分からない部分も多いのですね。

南武嗣Dr: そうなんです。
また、治療薬につきましては、タミフルの備蓄がなされていますが、新型インフルエンザに対してどの程度有効かは、こちらも発生してみないとはっきりと言えない部分もあるようです。

二見いすず: そうですか・・・。

南武嗣Dr: はい。
ただし、従来のインフルエンザと同じように、手洗い、うがいをすること、マスクを着用することなどは、新型インフルエンザの感染予防にも有効だとされていますので、ぜひ心がけていただきたいと思います。

二見いすず: なるほど、分かりました。

南武嗣Dr: また、感染が広がった場合、学校なども休校になりますので、外出もできるだけ避けた方がよいと思います。
少なくとも2週間分くらいの食料や水、マスク等を準備しておくことをおすすめします。
新型インフルエンザが流行しないことに越したことはありませんが、万が一に備えて備蓄をお願いしたいと思います。

二見いすず: 分かりました。
もしもに備えて、2週間分を目安に、食料や水の備蓄をすることが大切なんですね。

南武嗣Dr: そうですね。
また、新型インフルエンザに関する報道等には、よく注意していただき、冷静に行動していただきたいと思います。
あわてて病院に殺到するとそこで新型インフルエンザにかかってしまう可能性が高くなりますので注意が必要です。

二見いすず: 分かりました。
私たちが日ごろ生活する中で、新型インフルエンザの脅威は、なかなかピンときませんが、備えをしておくことは大切ですね。
万が一発生したときも、冷静に対応したいものです。

南武嗣Dr: そうですね。
発生したとしても、被害をできるだけ抑えるため、備蓄と情報の収集、冷静な行動が重要だと思います。

二見いすず: そうですね。
「新型インフルエンザ」については、手洗い、うがいが大切で、マスクの着用も予防のポイントということでした。
また、万が一に備えて、食料・水の備蓄も考えておきましょう。
今月は「インフルエンザ」について、鹿児島県医師会の南武嗣(みなみたけつぐ)ドクターにお話を伺いました。
南さん、ありがとうございました。

南武嗣Dr: ありがとうございました。