2012.9.29 第491回放送分『救急医療』 ゲスト:上津原甲一ドクター


二見いすず: ドクタートークは、5週にわたり「救急医療」をテーマにお送りしております。
最終日の今日も、お話は、鹿児島県医師会の上津原甲一(うえつはらこういち)ドクターです。
よろしくお願い致します。

上津原甲一Dr: よろしくお願い致します。

二見いすず: 今週は、救急医療の中でも、子どもの救急についてお願いしたいと思います。

上津原甲一Dr: はい。
やはり、お母さん方にとって、お子さんの体調の急な変化や怪我は大変ご心配のことも多いと思います。
そこで、鹿児島県には、夜間子どもさんの急な病気について、看護師等が応急処置や医療機関の受診について答えてくれる「鹿児島県小児救急電話相談」というものがあります。

二見いすず: 「鹿児島県小児救急電話相談」ですか。

上津原甲一Dr: はい。
午後7時から午後11時までの受付で、毎日対応しています。

二見いすず: それは心強いですね。

上津原甲一Dr: そうですね。
電話番号は、「♯8000」番 、または、099−254−1186で受け付けてくれます。
携帯電話からもかけられますので、ご心配な方はまずはお電話してみてください。

二見いすず: よくわかりました。
「♯8000」番 、または、099−254−1186ですね。

上津原甲一Dr: そうですね。
また、普段の生活の中で、急な体調変化を予防できるとすれば、たとえば、テレビやゲームなどの画面を長時間見ないようにしていただくことは大切だと思います。

二見いすず: 長時間見るとどうなるのでしょうか。

上津原甲一Dr: はい。
小さな子どもたちが、テレビやゲームなどの画面を長時間見続けますと、脳に刺激を与えすぎて体のリズムが崩れるので、体調のバランスを崩しやすくなり、いろいろな病気を引き起こしやすくなります。

二見いすず: なるほど。
体のバランスを崩すことで、体調も崩しやすくなるということですね。
ぜひ気をつけていただきたいと思います。

上津原甲一Dr: また、救急では、小さなお子さんが間違って異物を飲み込んでしまう誤飲などのケースもありますので、危ないものを子どもの身近に置かないように、できるだけ気をつけていただきたい思います。

二見いすず: よくわかりました。
電池やたばこの吸殻を誤飲してしまった、などよく耳にいたしますね。
大人が注意できることは、ぜひ心がけたいと思います。

上津原甲一Dr: その通りです。

二見いすず: 「救急医療」について5週にわたりお話を伺ってまいりました。
ドクターヘリの運航や、県内病院の連携等で、救急医療体制が整備されていることに、心強く思いました。
ただ、私たち一人ひとりも日ごろの生活の中で病気や怪我に気をつけつつ過ごすことも大切だと思いました。
お話は、鹿児島県医師会の上津原甲一(うえつはらこういち)ドクターでした。
貴重なお話をありがとうございました。

上津原甲一Dr: ありがとうございました。