2012.11.24 第499回放送分『インフルエンザ』 ゲスト:今村直人ドクター


二見いすず: 今月は、インフルエンザについて、鹿児島県医師会の今村直人(いまむらなおと)ドクターにお話を伺っています。
今村さん、今週もよろしくお願いいたします。

今村直人Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 先週は、インフルエンザの治療について伺いました。
最終日の今回は、感染予防についてお願いします。

今村直人Dr: はい。
まず、やはり、インフルエンザワクチンの予防接種をしていただくことですね。

二見いすず: そうですね。
先々週のお話ですと、予防接種はできれば年内に済ませることをおすすめしたい、とのことでした。
ほかの感染予防はいかがですか。

今村直人Dr: そうですね。
まず、インフルエンザウイルスは、飛まつ感染と接触感染で感染します。

二見いすず: 飛まつ感染と接触感染ですね。

今村直人Dr: はい。
飛まつ感染は、おしゃべりやせき、くしゃみなどで飛んだ唾液などを、直接口や鼻から吸い込んでしまい感染するものです。

二見いすず: なるほど。
では、接触感染とは何でしょうか。

今村直人Dr: 感染した人に直接触れたり、感染した人が触れたものにさわったりした手で、口、鼻、眼をさわり、感染してしまうことを言います。

二見いすず: はい。
では、これらの感染を防ぐにはどうしたらいいでしょうか。

今村直人Dr: インフルエンザの飛まつ感染と接触感染を防ぐには、一般の風邪予防と同じく、手洗い、うがい、マスクの着用が基本です。

二見いすず: そうなんですね。
ほかにもありますでしょうか。

今村直人Dr: はい。
もちろん、睡眠、休養をとって、体力をつけておくことも大切です。
体が疲れていると、ウイルスに対する抵抗力が落ち、感染しやすくなります。

二見いすず: なるほど、よくわかりました。
インフルエンザの感染予防には、手洗い、うがい、マスクの着用、そして、感染しにくい元気な体作りが大切ということですね。

今村直人Dr: その通りです。
また、もし自分自身がかかってしまったら、他の人へ感染を広げないためにも、マスクを着用し、外出はできるだけ控えていただければと思います。

二見いすず: はい。
よくわかりました。
体力づくりをしながら、感染予防を心がけ、また、万が一感染してしまったら、周りの人に広げないように気をつけて、この冬を乗り切りたいと思います。
今月は、インフルエンザについて伺ってまいりました。
お話は、鹿児島県医師会の今村直人ドクターでした。
貴重なお話をありがとうございました。

今村直人Dr: ありがとうございました。