2013.7.27 第534回放送分『食中毒』 ゲスト:山元公恵ドクター


二見いすず: 今月のドクタートークは、食中毒について、鹿児島県医師会の山元公恵(やまもときみえ)ドクターにお話を伺っています。
山元さん、今週もよろしくお願いいたします。

山元公恵Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 今週は最終日ということで、食中毒全般についての注意事項をお願いします。

山元公恵Dr: はい。
食中毒予防の3原則として「つけない」「増やさない」「やっつける」というものがあります。

二見いすず: 食中毒の原因となる細菌やウイルスを「つけない」「増やさない」「やっつける」ですね。

山元公恵Dr: そうですね。
食材を買うときから、保存、下準備、調理、そして、食卓にのぼるまで、注意していただきたいと思います。

二見いすず: そうですね。
具体的にはどのようなことに注意したらよろしいでしょうか。

山元公恵Dr: はい。
まず、お買いもののときは、消費期限をチェックしてください。
スーパーなどでは、肉や魚などの生鮮食品は、最後に買って、できるだけすぐに家に持ち帰ってください。

二見いすず: なるほど。

山元公恵Dr: また、家に帰ったら、すぐに冷蔵庫へ移し、肉や魚の汁などがもれないように保存してください。

二見いすず: 肉や魚の汁がもれないように、ですね。

山元公恵Dr: そうですね。
下準備の際は、手を石鹸で丁寧に洗い、肉や魚は生で食べる野菜などからは離し、まな板や包丁は熱湯消毒を行ってください。

二見いすず: はい。

山元公恵Dr: そして、肉や魚は十分に加熱することがポイントです。
目安は、内部の温度が75度で1分間です。

二見いすず: よくわかりました。

山元公恵Dr: また、食べる前には、ご家族の方も手を石鹸で洗い、清潔な食器を使い、作った料理は長時間室温に保存しないなど注意してください。
作った料理を長期間保存することも避けてください。

二見いすず: よくわかりました。
食中毒予防のポイントは「つけない」「増やさない」「やっつける」ということです。
このことに十分注意して、食中毒の起こりやすい夏場を乗り切りたいですね。
お話は、鹿児島県医師会の山元公恵ドクターでした。
ありがとうございました。

山元公恵Dr: ありがとうございました。