2014.11.8 第601回放送分 『インフルエンザ』 ゲスト:湯浅由啓ドクター


二見いすず: 今月のドクタートークは、「インフルエンザ」についてお送りしています。
お話は、鹿児島県医師会の湯浅由啓(ゆあさよしひろ)ドクターです。
湯浅さん、今週もよろしくお願いいたします。

湯浅由啓Dr: よろしくお願いいたします。

二見いすず: 先週はインフルエンザの特徴や症状についてお話をお伺いしましたが、インフルエンザはどのような経路で感染するのでしょうか。

湯浅由啓Dr: はい。
インフルエンザの主な感染経路は、飛まつ感染と接触感染です。

二見いすず: 飛まつ感染と接触感染ですね。
まず、飛まつ感染について教えてください。

湯浅由啓Dr: 飛まつ感染とは、咳、くしゃみ、会話などの時に飛んだ唾液などを、直接口や鼻から吸い込んでしまい感染するものです。

二見いすず: はい。
では、接触感染とは何でしょう。

湯浅由啓Dr: 感染した人に直接触れたり、感染した人が触れたものにさわったりした手で、口・鼻・眼をさわり、感染してしまうことを言います。

二見いすず: これらの感染から身を守るにはどのような方法があるのでしょうか?

湯浅由啓Dr: インフルエンザの感染を防ぐためには、一般の風邪予防と同じく手洗い、うがい、マスクの着用を心掛けてください。

二見いすず: 手洗い、うがい、マスクの着用ですね。

湯浅由啓Dr: はい。
特殊なマスク以外はウイルスを通してしまいますので、特に手洗い、うがいは大切です。
外出先から自宅に戻った時だけでなく、特に人混みに出掛けた時などは、外出先でも行うように心掛けてください。

二見いすず: 手洗い、うがいは、外出先でも心掛けることが大切なんですね。

湯浅由啓Dr: その通りです。
学校や職場では、お手洗いに行くたびに手洗い・うがいを繰り返すことをおすすめします。

二見いすず: 分かりました。
ほかにも気をつけておきたいことはありますか。

湯浅由啓Dr: はい。
学校や職場などでは、定期的に窓などを開けて換気を行うことも大切です。
また、インフルエンザウイルスは湿気に弱いと言われていますので、乾燥を防ぐため加湿器などを利用するのも有効だと思います。

二見いすず: 室内の換気と乾燥を防ぐための加湿ですね。

湯浅由啓Dr: もちろん、十分な睡眠とバランスのいい食事をとるなど、規則正しい生活をしてください。

二見いすず: なるほど。
手洗い、うがい、マスクの着用、換気と加湿に努め、規則正しい生活を送ることがインフルエンザの予防につながるということですね。

湯浅由啓Dr: そのとおりです。

二見いすず: よくわかりました。
お話は鹿児島県医師会の湯浅由啓(ゆあさよしひろ)ドクターでした。
ありがとうございました。

湯浅由啓Dr: ありがとうございました。