二見いすず: | 5月がスタートしました。 今月のドクタートークは「食中毒」をテーマにお送りいたします。 お話は鹿児島県医師会の川村 英樹(かわむら ひでき)ドクターです。 川村さんどうぞよろしくお願いいたします。 |
川村英樹Dr: | よろしくお願いします。 |
二見いすず: | 新型コロナの影響で、自宅で過ごされる方が多く、普段より手料理を楽しむ機会も増えると思いますが、今日は自宅で調理する際の食中毒の予防についてお話いただきたいと思います。 |
川村英樹Dr: | はい、わかりました。 まず、食中毒予防の3原則をお伝えいたします。 |
二見いすず: | はい、お願いします。 |
川村英樹Dr: | 食中毒の原因となるウイルスや細菌を「つけない」、「増やさない」、「やっつける」です。 |
二見いすず: | 「つけない」、「増やさない」、「やっつける」ですね。 では、具体的にはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。 |
川村英樹Dr: | はい。 まず食品を買う時はしっかりと消費期限をチェックしてください。 スーパーなどで買い物をする際は、肉や魚などの生鮮食品は最後に買って、なるべく早く帰宅し、すぐ冷蔵庫に入れるようにしましょう。 |
二見いすず: | 分かりました。 帰宅後に調理する際は、どんな注意点がありますか? |
川村英樹Dr: | みなさんしっかりされていると思いますが、まずは手洗いです。 そして、まな板や包丁などの調理器具は熱湯消毒を行なってください。 除菌スプレーなどもあるので、そちらを利用すると便利かもしれません。 |
二見いすず: | はい。 調理器具の消毒が大切ということですね。 |
川村英樹Dr: | あと肉を焼く時ですが、生肉と焼いた肉は、違うお箸やトングを使うようにしましょう。 |
二見いすず: | お箸やトングは別々に使い分けることがポイントなんですね。 |
川村英樹Dr: | はい、そうです。 そして肉や魚は十分に加熱してください。 生肉は避けるようにしましょう。 |
二見いすず: | 他にも気をつけるべきポイントはありますか? |
川村英樹Dr: | 台所を清潔に保つことも大切ですし、そもそも規則正しい生活を送ることも非常に重要です。 |
二見いすず: | よく分かりました。 食中毒予防の3原則は、「つけない」「増やさない」「やっつける」。 買い物の際、生鮮食品は最後に買って、帰宅後はすぐに冷蔵庫へ入れる。 そして調理する前は手洗いと、調理器具の消毒を徹底すること。 生肉は食べずに、肉や魚をしっかりと加熱するとのことでした。 |
川村英樹Dr: | はい。 以上のことに気をつけていただきたいと思います。 これから食中毒の起きやすい季節になるので、各ご家庭でできる対策をしっかりとしていただきたいです。 |
二見いすず: | 分かりました。 今月は食中毒をテーマにお送りしてまいります。 来週以降もよろしくお願いいたします。 お話は川村英樹ドクターでした。ありがとうございました。 |
川村英樹Dr: | ありがとうございました。 |