二見いすず: 今月のテーマは「日焼け」です。
今週もお話は鹿児島県医師会の久留 博史(ひさどめ ひろふみ)ドクターです。
久留さん、今日もよろしくお願い致します。

久留博史Dr: よろしくお願いします。

二見いすず: 今日は日焼け止め、サンプロテクトということについてお話を頂くことになっておりました。

久留博史Dr: よく、コンビニなんかにも置いてありますけれども、UVケアクリームというのがありますね。
日焼け止めクリームのことです。
その中で二種類の方法でその日光を遮断するそういう2つのものがあるわけです。
1つは紫外線を吸収する薬剤を使ったもの。
1つは紫外線を反射させる物質を用いたものですね。
その2つがあるわけです。
その特徴としましては、吸収する薬を使っているものというのはSPFというのが非常に長いものが多いということですね。

二見いすず: 数字がいてありますけれども。

久留博史Dr: SPFですね、SPFというのはサンプロテクションファクターといいまして、UBVをいかに長い間防御できるかという値なんですね。
大きければ大きいほど長い時間UBVをカットできるということです。
ただですね、紫外線吸収剤を使ったものというのは皮膚にかぶれを起こすことが時々あります。
だから、パッチテストをするなり、慎重に使用することが必要ですね。
逆に言うと紫外線反射剤を使っているものというのは少し皮膚に優しい感じがあります。

二見いすず: 効果の方が少し優しいということにもなるわけですか。
なるほど。
SPFとともに、PAという文字がありますね。
よく見ます。

久留博史Dr: PAというのはですね、何を表しているかと言いますと、PAの3+、2+、1+とあるんですけれど、+ の方が多い程、UBAを防御する時間が長くなるということなんですね。

二見いすず: なんとなく、SPF数字、PAの + がいくつというのを見ておりましたけれども、そうしますと、SPFの後の数字の高いものほど日焼け止めの効果は高い。
PAの + が多いほどUVAの効果が高いということなんですね。
使う時に気をつけなくてはいけないことはありますか。

久留博史Dr: 自分の肌に合ったもの、使いやすいものを使うということが大事なことですね。

二見いすず: 塗ったらもうそれで大丈夫でしょうか。

久留博史Dr: いいえ。
やはり、SPFが長いからといって、日光にさらされていると、これはやはり汗とかで流れたりすることもありますし、やはり2時間おきくらいに特にゴルフをする時などは塗りなおすということが必要になってくると思います。

二見いすず: 自分に合うかどうかということのテストと、それからあまり信用しすぎないで、こまめに塗るということが上手な使い方ということですね。
はい。分かりました。どうもありがとうございました。
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